うち、マンションなんで、郵便ポストがエントランスにあるんですけど、正面ドアを開けてポストの方に行くと何故かエレベーターの扉が開くんですよ。誰もいないのに。
あれ?と思って振り向くんですけど、誰も乗ってないし誰も待ってないので、すぐドア閉まるんですよね。
しかも一回じゃないんですよ。何回も。何かいますかね?(笑)
さてここからは姫仲さん用にうそつき襦袢の紹介(笑)
こういうのが、うそつき(二部式)襦袢の代表です。着物から出る部分の衿・袖・裾だけが見えてもいいようになっていて、見えない身頃部分はサラシなんかで出来ています。安いのだと1400円くらいで買えます。
着物は、基本の基本は肌着を着て、長襦袢を着て、着物を着てとやるわけですが、面倒なので肌着と長襦袢が一体になって、これだけでいいようになっているわけです。
上下に分かれてるので、着るのにテクニックらしいものは一切いりません。でもだいたいSMLというサイズなので、最近のプレタ着物にはサイズが合ってもも、古着なんかは、それぞれのサイズに合わせて作ってるものばかりですから、裄なんかが合わなかったりする(笑)いくら見えてもいい生地とは言っても、サイズが違って、着物の袖より大きいお襦袢が出っ張ってたらちょっとブサイクです(笑)
気をつけるべきはポリエステルなので、安物はすごい静電気を巻き起こすことがあるってことかな(笑)
こういう、衿は着いてるけど、袖は着いてないのもある。これなんかは肌着に近いですね。
でも普段着着物には大変楽。このまま着たり、袖を自分で作ってつけてみたり。
これと肌着の下の裾よけ→
なんかでもアリと思います。浴衣下に近い感覚ですので、長襦袢のおしゃれを楽しむという領域に行けてない私は、全然これで出かけます。肌着に近いこれらは基本綿でできているので、足捌きが悪いといえば悪いけど、私はあんまり気にしません。
私はこういう「着物スリップ」に衿がかけられるタイプのものを愛用中。高いのが難点。
いかがでしょうかー。どれか一つでもあれば、丈は本当に裾のところを縫い上げてしまえば問題ナッシングですよー。
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ゆっくりと親指で頬をなでる。金色の睫毛が微かに濡れていることにアルフォンスは心を痛めたが、ここで引く訳にはいかなかった。
「王子でらっしゃるからこそ、ボクはあなたとこうしていることが出来る」
「そんな・・・」
「姫が実際に女でらしたら、きっとあなたはボクを選ばない」
「・・・っ」
「だから、よく判っていますよ。あなたが男でらっしゃることは」
「なんで・・・なんでそんな風に」
エドワードの目が潤む。それを隠すように、アルフォンスの手から逃れるように顔を背けるが、アルフォンスはそれを引き戻した。
「でもあなたには人に知られてはならない秘密があった。ボクはそれを隠すのに格好の相手だった。だからあなたはボクを選んだ」
エドワードはアルフォンスに捕まれたままそれを聞いていた。
「それがダメだって言うんじゃない。ボクはただ、自分の幸運を有難く思うだけだ。あなたがその秘密に苦しんでいることを知りながら」
彼が本当に【姫】ならば、きっと自分の立場を考えた筈だ。世継ぎを残すこと。それはアルフォンスが相手では到底出来ぬことだから。
エドワードは奔放な性格とはいえ、根がまじめな人間だ。例え初めは意に染まぬ結婚でも、相手が心の通った人間であればきっと良好な関係を築いていける。
その覚悟はしていたけれど、こうして傍近くにいることを許されてしまえば、実際になれば果たして我慢が効いただろうかと思わずにいられない。
「ボクはあなたが男だからこんな風に今ここで触れることが出来る。もちろんあなたがボクを選んでくれたからでもあるけれど」
ねえ、とアルフォンスは続けた。掴み続けた肩をそっと離す。
「あなたがボクだけのものでなくても、ボクはあなたのものだよ。あなたをとても好きだ」
男だろうと、女だろうと。
「あなたが笑えば可愛いと思うし、あなたが着飾ればキレイだと思う。民の前に立つあなたは凛々しくて素敵だし、ボクはいつだってあなたに見蕩れている。・・・そんなボクを、あなたは気持ち悪いと思う?」
「・・・」
エドワードの答えはなかった。ただアルフォンスを見ているだけだった。構わずにアルフォンスは続ける。
「さっき、あんなに透けた夜着を見て、ボクは驚いた。見ちゃいけないと思った。だって欲情するから」
「・・・」
「ボクも男だから。それぐらいは判ってもらえるかなと思ったんだけど」
似合うか似合わないかで言えば、すごく似合ってたよ。まあ姫に似合わない服なんてあるとは思えませんがと少しおどけて見せると、のうさつ。とエドワードが呟く。
「・・・何?」
「アレ。メイドたちが。アルフォンスを悩殺しろって」
「そういうこと。なら効果は十分だったね」
「・・・・・・・・・」
「嘘じゃないよ」
自失気味に話していたエドワードが、今度こそ真っ赤になった。
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