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-H.S.A-memo
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昨夜の茫然自失の日記消失から一夜(笑)
ちょっと立ち直ったので書き直そうと思います。かなりノリノリ(え)で書いてたんですけど、もう無理だろうからあっさり風味になるかと思いますが、お付き合い下さい。

・・・・・ところでみなせっちの日記を見ながら、ああ、そうそうそういう会話もしたよね!って思っている私がCPUだとしたら、年齢通りの年代物だと思います(笑)
ちなみに鞄の中から、あれ、消しゴム・・・(探索中)・・・・ああ、あった。な、みなせっちには何も言う権利はない!(久しぶりにゆった 笑)

さて、感想というのは↓これ


です。
かなり今更な感じなんですけど、のわこさんの問題発言と(笑)あと、全プレ応募するのに小為替を買いに行かないといけないのに忘れ続けていたからです(全プレ自体にあんまり期待出来ないせいもあると思いますが)。
締め切りまで日がないので、日記に書いたら忘れないだろ!と思ってのことだったんですがね・・・・・。まあ消失事故(笑)に狙い通り今日忘れずに買ってきましたけども。

とりあえずネタバレるので、感想自体は続きに入れときます~。

旧作は上下巻だったものが一作にまとまった最終巻。
今までのリライトの様子から言えば変わって無いとも言えるし、でも一番変わったのがこの巻だと思います。

旧作の上巻は、いつも通りの調査物。
旧作下巻は、シリーズ全体の謎解き。
そういう構成だったんですが、下巻がほぼ分散されて上巻に混ざる形になりました。

ここをわざわざ読んでいる人はご存じでしょうが、この話はホラーです。私は今でもゴーストハントと呼ぶより悪霊と呼んだ方が馴染みがいいのでそう呼んでいますけど、まあタイトルからしてホラーです(旧作では多少・・・・随分チャラけてますけど笑)
その癖原因が幽霊じゃなかったり、他の超常現象要素も満載なところが気に入っていましたし、幽霊ならどーんと幽霊なところも気に入っていました。(夏休みのお昼は、あなたの◎らない世界で決まりだよね!)

だから多分、旧作が上巻+αで終わっていても、何も思わなかっただろうと思います。
でも二十年たっても(笑)こんな風に感想とか書いちゃっているのは、下巻があったからこそ、なんですよね。
目の前が開けていくっていう感覚を味わったのは、自分がそれをホラーでしかないと思い込んでいたことも大きいと思うんですが、私はこの下巻で盛大なカタルシスを味わった訳です。

私は子供の時もそれなりに本好きで、推理小説や探偵物もいくつか読んでいましたが、何というか、そういうのを読む時って、やっぱそれなりに構える訳ですよ。別に読みながら推理とか特別しないですけど、そこに謎や「犯人」は居て当然で、こいつがこうなんじゃねえのぐらいの発想は普通にあるので。
その中で読みながら地味に引っかかってた部分は、「ホラーだから」「少女小説だから」という「侮り」(と言うと言葉が悪いですが)の中で、スルーされていた訳です。

謎がある、秘密があることは判っていたけれど、それらが引っかかりを元にして、どんどん解かれていく快感(笑)
カタルシスは本来浄化という意味だそうですけど、読後感としては、実際、ああすっきりした!って感じですよね(笑)
私の中でいわゆる「ミステリ」というジャンルの扉を開いたのは、間違いなくこのシリーズでした。

前置きが長くなりましたが(結局ノリノリで書いてるし!笑)、そんな私にとって、のわこさんが旧作を読んだ時に仰ってた、ぼーさんがずっと喋っててちょっと笑った(意訳)というのは、結構衝撃的でした(笑)

探偵は皆を集めて、さて、って言うもんなんだよ!(笑)というお約束といいますか様式美は、「ミステリを書く人に小説を書く手法を教わった」小野さんにとっては、「若さ(青さ)」だったのかなあと、それを聞いて思ったりもしたので、色々寂しくはあったんですが、「ホラーミステリ」みたいな位置づけのシリーズとしては、リライト版の形の方が色んな人に受け入れられやすいのかな、まっとうな形なのかなと、読んだ後は思いました。


のわこさんが、アレが無くなっててちょっと寂しかった。って言うまでは(笑)


いや、いや、別にのわこさんがまた面白がりたかったんだろうっていうのは判りますよ!判るけど!(笑)
・・・・・・まあ、私の心情はともかく、リライト版は絶版になった旧作の代わりという意味もあると思うので、やっぱりこの改変は寂しかったです。

ですけども、アレですね。その辺の改変に伴って、追加シーンとして麻衣と夢ナルとの会話で「ナルって名前は何の略?」「・・・・オリヴァーだよ」っていうのがあるんですが、あれはもう転がる程激しく萌えました!
旧作を読んでるこっちとしては、この後に麻衣が「ずっとナルって」と泣くシーンがあるのを知ってるので、ここのジーンの台詞に見える一瞬の躊躇っていうんですか何ですか、その辺にもうどかーん!となりましたです。

いや私ナル麻衣派なんですけどね。・・・え、別にナルは総受けとか思って無いですよ別に(笑顔)え?(笑顔)
ほら、ナルには「捨てた。後のことは知らない」があるのでね!いいんです。無くしたということでも気にしないと思うけど?って、もう!可愛いなお前!(笑)
ああいやアルエドサイトで申し訳無い(笑)
えーと、何というかあのシーンは、ジーンへの思い無くしてナルへの思い無しというか、反対も然りというか、切り離せないというか、率直に申しまして 大 歓 迎 !でした。
改変されて無いと生まれないシーンなので、何か複雑な気持ちです(笑)

ただ、麻衣がナルにぶち切れるシーンはちょっと唐突だったという気はしました。その辺は分散の弊害かなあ。
ところで表紙には御大、めくるとジーンっていうのは想像の内でしたけど、最後まで表紙はかっとんでたなあ。
統一感があるような無いような・・・・。

結局最後まで結構ノリノリ(・・・死語?)で書いてしまった。でもちゃんとアップされるまでは油断しないぞ!(笑)
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