縫っていた単の長襦袢が出来上がったので、次の縫い物としてもう一枚長襦袢を縫うことにしました。
前のは長着だったんですが、今度は元から長襦袢です。
袷長襦袢→袖無双の長襦袢(身頃は単)に変えます。
私は大抵の古着でもそのまま着てしまうのですが、これは汚れがかなり気になったのと、胴裏の紅絹がガーゼみたいな薄いもので、今にも破けそうな気がしたからです。あと、元々ちょっと短かったので。
直せば裾下ろしたらいいかなーって思ってザクザク解いていたら。
ちょ、裾切れてる・・・・・!!!
細切れ!
えー。着物の凄いところはですね。
端切れが出ない、っていうところなんです。
洋服は立体裁断なので、体に沿うように切りますから、小さい端切れが沢山出ますが、着物はまっすぐにしか切らないし、余分は縫い込みます。
だから、成長に合わせて縫い込みを下ろしたり、別の人の為に縫い直したりという芸当が出来る訳ですね。
だからこのような謎の四枚は出る訳がない!訳です。
だから多分、長く大事に着てきた長襦袢なんでしょうね。何度も縫い直して、最終的に裾やなんかがすり切れたりして、そこを落として見た目繋がってるように上手く縫い合わせたんだと思います。
・・・となると、最早これは長襦袢としてもサイズが足りない。裏に使うとか、もっと全然別の細工物とかにするとか・・・・なんですが。でも私は長襦袢として使いたいんだよう!だって柄がかわいいし袖が長いんだもん!
はっΣr(‘Д‘n)
袖長いから身頃に流用出来んじゃね?いけんじゃね?とドキワクこちらも解いて見たところ、
袖の底も切れてやがる・・・・・・!!(端っこでちょろっと繋がってる)
どうしてこうなった。こっちは本気で判らん。
仕方ないので先生に相談してみたところ、袷の季節に着るものやし、私が短くてもいいならそのまま仕上げましょうとのことでした。多分私の背でもふくらはぎあたりになっちゃうかと思うんですが、どっかで接いでもどうせ見えるしねえと。
とりあえず長襦袢として復活させられそうで良かったです。
気合い入れて洗ったけど、石油のにおいは取れんですねー(ドライクリーニングのにおい)。
お風呂の残り湯に浸しては流し浸しては流しを繰り返して、お風呂の水が無くなるまでやってもまだにおいがついてる(笑)色は(これもドライの残り。黒いの!)だいぶ取れたので、良しということにしました。
ちなみに染めの色ももちろん出て、この長襦袢だとオレンジ色がじゅわーと出ちゃうんですが、今までの経験上、それで困った事はないです。他の色のとこにいろうつりしちゃった!とか、色が抜けちゃったとか、そういうことは無いですね。まあたまたまってこともあると思うんですが。
とはいえ、今季はあと二回しかないので、次受からないとどうにもなんないんですが。
受かればいいなー。
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