忍者ブログ
-H.S.A-memo
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

>みちゅき様
お返事遅くなってすみません!今日届きましたですよ!そしてかわゆらしいワイロも有難うございまっくちゅー!ぐふ。ですけどもあの、今、私の手元にMARIAが無くてですね・・・!在庫は六畳のとこにあるのです・・・!なのでちょっと遅くなるかもしれませんが出来るだけ早く必ずやお届けしますのでちょっと待ってて下さいほんとすいません・・・・!
それとはるきタン宅の前哨戦どきわく漫画はもう結婚しちゃってからの話ですからねえ(笑)うちの本編は結婚どころかこれから一山も二山もあってそもそもまだ自分の気持ちにろくに気付いてない状態ですから。そんなことになるのは遥か遠く到達できるかどうかも判らない遠方にあるのでご安心召されよ(それもどうか 笑)でも↓のメイドさんたちとうきうきスケスケネグリジェを用意する姫というのも結構可愛いと思うんですよね・・・ダメですか?(笑)しかしその場合の下着をどうするのかというのが非常に気になるところです。まさかぶりーふ履くわけにもいくまい・・・(笑)

 

ということでせっかくなので、みちゅき様に捧げる姫と騎士アルDEバレンタイン話。



チョコレート?と呟いた姫に、メイドたちがうきうきと告げた。
「そうですよ!東の国では、バレンタインは女の子がチョコレートを渡して愛を告白する日なのですって!」
エドワードは聞いたことの無い風習に首を傾ける。
「ふうん。じゃあ男は花とかやらねえんだ?」
「男の人は一ヵ月後の同じ日に返事をするんだそうですよ」
「へー。悠長な話だな。で、なんで私にチョコなんだ?」
「その国では日ごろお世話になってる方にもお礼の意味でチョコを送る習慣があるんだそうです」
「・・・・・・・・ややこしい習慣だな」
「それでぜひとも姫様と・・・・・アルフォンス様に食べて頂こうと思って!」

その場にいたメイドたちが全員できゃあと叫んだ。エドワードは目を丸くしてメイドたちが銘々に持っている一口サイズのチョコレートを見やる。

「なんだ。私はアルのついでか」
「ついでだなんて!」
「しかもスゴイ量だな」
「よろしければ近衛の騎士さまたちにも召し上がってもらってくださいませ!」
ははーんとエドワードは納得する。
「・・・・・・・・つまり私に使いをやらせようって訳だな?」
「そんなあ!」
「判った判った。この時間ならみんなまだ詰めてるだろ。一緒に行ってやるから付いて来い。・・・・あ、仕事ある奴はダメだぞ」

再び歓声と悲鳴があがって、何故かエドワードはぞろぞろとメイドを引き連れて、近衛の騎士達の詰める部屋を訪ねることになった。

「姫?」
丁度お茶の頃合であったこともあって、休みの人間などを除いて、エドワードの騎士達は概ね揃っていたが。
「アルはいないんだな」
「アルフォンスでしたら修練場で剣の稽古をしていると思いますが、お呼びいたしましょう・・・・・か・・・?あの何事ですか?」
メイドたちを引き連れたエドワードは自分の背中にピンク色の気配を感じながら、曖昧に笑った。
「いや、もうすぐ休憩時間だからアルも戻ってくるだろ。・・・・・お前らにメイドたちから差し入れだって。天気もいいしせっかくだから皆でお茶にするか」
エドワードの提案に更なる歓声が上がったところで、何の騒ぎ?と優しげな声がかかって、メイドたちがもうひとつ一様に色めきたった。

冬の最中だというのに、恋の花が咲いている。

エドワードは苦笑しながらメイドや騎士達を何人も従えて、日当たりのいいテラスに面した部屋を開けて、そこでお茶にすることにした。
訳も判らぬままエドワードたちに引きずって来られて、まだ不思議そうな顔をしているアルフォンスに説明をしてやると、彼はなんだと笑う。

「私たちはダシにされたということですね」
「ちがーう。ダシにされたのは オ レ」
チョコをつまみながら、エドワードは指先でアルフォンスを追い払う。
「オレの傍にいたら、メイドたちが遠慮するだろ。お前も向こうへいって一花咲かせて来い」
三人掛けのソファにひとりで陣取って、エドワードはすっかり食べる体勢だ。そんなエドワードの傍にひっぱってきた椅子を寄せてアルフォンスは座っていた。
「ダメですよ。私には心に決めた方がいますから」
「え」
エドワードの指先のチョコレートがころりと肘掛に落ちたのを。
「誰だ、なんて聞かないで下さいね」
エドワードの思考ごと、長い指先が取り上げる。
「え・・・と」
「薔薇もチョコも贈らないけれど。ボクには姫が第一ですから」
「・・・・・・オマエな」
「姫がチョコレートを下さるというのなら喜んで頂きますけど」
「そんなの・・・・やるわけねえだろ」
悪態をついてはみたものの、何やら胸の辺りが騒いでそれ以上は言葉にならなかった。
「そうですね。貴方は皆のものだ」
アルフォンスの声に気負いはない。そのことが、悲しいようにも嬉しいようにも思われて。
「・・・・・・・・・・・・・」
ようやく、ダシだけどなと呟いたエドワードに、アルフォンスが穏やかに笑いかける。
「だからこそボクだけは貴方のものでいさせてください」
エドワードは目線の先に華やぐ人々を見た。そこかしこに恋の花が咲いている。エドワードがそれを守る土壌ならば、アルフォンスは。

アルフォンスの指先のチョコレートに目線を戻す。甘いチョコレートはその指先で溶け出している。
「それ、食べないならこっち置けば」
そのことを羨ましいと思ってしまったことを、エドワードは手元の皿を押しやることで、アルフォンスに隠した。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・姫なのにバレンタインなのにあんまり甘くなくてゴメンナサイ(笑)

PR
この記事にコメントする
HN
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
忍者ブログ [PR]


Designed by A.com
calendar
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
new comment
new !
(01/27)
(01/22)
(01/19)
(01/17)
(01/14)
ブログ内検索
archive
兄さんとの絆だよ!
weather

-天気予報コム-
携帯からも見れる