神戸ファッション美術館でやってる、渡文コレクションを見に行きました。
着物だと入場無料な訳ですが、そうでなくてもまあ絶対着物なんで(笑)
テーマは大正桜に浪漫の嵐(懐かしい)(某ゲームのキャッチフレーズ?です)。
展示が「華麗大正浪漫」ということだったので、それにあわせて。
先日のオークションで1500円で落とした着物。
濃い青の部分は竹縞。それに色とりどりの桜が描かれた・・・・うーん綸子?かな。
袖が長いのがロマーンな香りです。
この着物実は結構染みが多くてプラス水染み、片袖口には小穴と、何とか着用できるか?という言葉通りの感じです。写真には写らないことが多いので、この辺は出品者さんのいうことを信じるしかないんですよね。
もちろん良心的な人もそうでない人もいるので、これからオークションに挑戦する人は、その辺を考慮に入れた値段つけが必要です。
綺麗なのが来たら儲けものぐらいで。
話がそれました(笑)裏です。
アンティークの染めの袋帯を文庫に結んでます。神戸に行くまでに弛んできちゃったので、桔梗屋さんが直してくれました。ぐずっとした着付は、いっそ「大正っぽい」ってことで見逃してください(笑)
つかなんでこんなに半衿出てるんだろ・・・・まあいいけど。
あえてお太鼓じゃなところが個人的に大正風(意味不明)
帯の柄は鉄線です。そう思うと春用の帯ですね。四天王寺さんで確か500円だったかな。これも染みの多いものです。実地で見て買ったものだから、納得済みで隠しもって結んでますが、一度丸洗いに出してみようかな。
足元はピンク色の別珍。及び6cm草履。黄色もピンクも青と相性のいい色ですね。
アップ。半衿は四天王寺さんで300円ぐらいで買ったハギレ。こちらも多分桜です。よく見えないけど。
帯揚はシアンかな、ターコイズブルーかな、ピーコックブルーかなっていうところの縮緬。センタービルで880円で購入。赤の帯揚と迷って、新しく買った方を使いたかった(笑)けど、赤を持ってきた方が良かったかなと思ったりします。
帯締めはこれまたオークションで手作りのもの。多分400円ぐらい。白とこげ茶。
大正浪漫なので(もう判った)太い丸ぐけ。
帯飾りはみなせっちの乙女レース付きの奴(笑)。大正浪漫つったら乙女でしょ(だから意味不明)
ちょっと久しぶりに身丈の短い着物を着て、やっぱり着にくいなあと思いました(笑)これは一応144cmあるらしいですが、裾を長めに取っているのでおはしょりがギリギリです。
着る気になれば、私の場合140cmぐらいのものでも着られますが、着付け易いのはやっぱり150cmくらいあるものですね。
さて、肝心の展示の感想ですが、面白かったですよー。
銘仙展の時はそれはアバンギャルドな感じで、それも面白かったですが、まさに華麗としか言い様がない染物なんかは本当に美しかったです。発色の具合とか、ぼかしの美しさとか、配色、柄の配置に至るまで、現代ものにはない見所いっぱいです。
紙に絵を描く人と、着物に絵を描く人と、同じようで全く違う方向性を持ってると思うんですが、着物ってまさに三次元アートだなと思いました。
夏物の透け透けっぷりに心を奪われつつ、いつかジョーゼットの着物を着てみたくなりました。
ちなみにジョーゼットとは
→縦糸・横糸とも強撚糸
(きょうねんし)を用いた、薄手で縮みのある絹布。
だそうです。ふーん。
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